内なるヴァイオリン 演奏についての考察  ドミニク・オプノ著

演奏についてさまざまな視点で書かれているこの本「内なるヴァイオリン」は、ヴァイオリン指導者である著者オプノの長年の経験に基づいた考えが語られています。

内容としては、『テクニックと響き』『体の使い方』『リラックスについて』『呼吸の影響』『練習とは何か』『あがること』などの項目があり、ヴァイオリン演奏に直接関係のある手や指のことだけでなく、いろいろな事柄について丁寧に説明されています。また著者は「好きで弾いているはずのヴァイオリンだけれど、長年弾いているうちにヴァイオリンという楽器となんだかうまくいかなくなってしまった」と感じている人に対しても、どうすればよいのか述べています。

この本を私が初めて読んだのは高校生の時でしたが、そのあとも長年にわたり読み返しています。

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