弓の持ち方について

バイオリンの弓の持ち方は難しく、手や指に力みがあると、スタッカートや飛ばし弓をするときにうまく弾けないことがあります。なるべく少ない力で弓を持ち、手の力でなく腕の重みを使って弾くようにすると、弓を持つ手が力みにくいのではないかと思います。

ヴァイオリン奏法について書いてある「内なるヴァイオリン」(ドミニク・オプノ著、中島弘二訳)という本の中に弓の持ち方について、次のような説明があります。

・(弓を持つ手の)親指と中指は丸い環を作る

・手のひらの丸みが失われないようにする

・(指の)力でなくバランスによって弓を保つ

・(右手の)母指球と小指球の二つの筋肉は引きつることなくバランスして、ちょうど絡みやすい結び目をほどくときのような輪を描く

(以上「内なるヴァイオリン」より引用)

弓をしっかりと持とうとしすぎないで、ふわっと持つような感覚がいいのではないかと思います。

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